2 家族の食卓で塩を手渡してもらって感謝の表現を使わないことは、タブー視される。
3 家族や親族などの社会集団の成員同士の間では、感謝の表現がよく使われる。
4 家族が一体となって暮らす社会なので、あまり「ありがとう」と言わない。
問3 日本についての説明として正しいものはどれか。
1 「ありがとう」がよい習慣と考えられるのは、人間関係がかわって個人としての役割があまりみとめられていないからである。
2 かつては家庭の中で感謝の表現はあまり使われなかったが、最近はよい習慣と考えられて頻繁に使われる。
3 昔から家庭の中では感謝の言葉がよく使われていたが、最近は文句なしのよい習慣として定着している。
4 家庭の中で感謝の言葉がよく使われるのは、家族が身を寄せ合うようにして暮らしているからである。
問題Ⅲ 次の(1)から(4)の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適当なものを1・2・3・4から一つ選びなさい。
(1)以前のことですが、地元の図書館の返却ポストに誤って郵便物を“投函”してしまいました。この返却ポストの色は「グレー」でした。最近の新しい郵便ポストは「グレー」のものが増えてきましたが、それで「グレー」に“反応”してしまったのです。本物のポストは、そこから2mも離れていないところに赤い色をしてありました。事の重大さに気づき、あわてて図書館の職員に電話でそのことを伝え、事無きを得ました。
光は人の目に入り、脳がその刺激を受けることから、人は色を見て、過去の記憶が呼び起こされたり、あるものごとを連想することがあります。そういったことから、色は直接視覚を反応させるシンボルとして大きな効果をもっています。
問1 「そのこと」とあるが、そのこととは何か。
1 郵便ポストに手紙を入れたこと
2 郵便ポストに図書館の本を入れたこと
3 図書館の返却ポストに本を入れたこと
4 図書館の返却ポストに手紙を入れたこと
問2 「人は色を見て、過去の記憶が呼び起こされたり、あるものごとを連想することがあります」とあるが、筆者の場合、どんな色を見て、何を連想したのか。
1 赤色を見て、郵便ポストを連想した。
2 グレーを見て、郵便ポストを連想した。
3 赤色を見て、図書館の返却ポストを連想した。
4 グレーを見て、図書館の返却ポストを連想した。
(2)快楽を定義すると、「何の役に立つわけでもないが、自分にとって楽しいこと、ラクなこと、気持ちのよいこと」ということになります。「( 1 )」というのがポイントです。大人になるにしたがって、私たちは「何かのために言動せよ」と要求されることが圧倒的に多くなってきます。受験のために勉強する、健康のためによりよい食事を摂る、収入を得るために働く、明日のために早く寝る、知識を得るために本を読む…etc。それはそれでとても大切なことですが、いつもいつも「…のため」と目的意識をもって生活するのは、とてもしんどく疲れることです。
【問い】 ( 1 )に入るのに最も適切なものはどれか。
1 ラクである
2 気持ちがよい
3 自分にとって楽しい
4 何の役にも立たない
(3)人の家に食事に招かれたとき、料理の準備や後片付けでちょっとした仕事を割り振ってもらえると気が楽だ。
でも、手伝いを頼む側カラス路と、他人への指示は意外と面倒くさい。こういう時に絶妙なさい配を振るえる人っていいな、と思う。最初は「漬物の袋を開けて」なんて簡単なことから始め、自然に仕事を分担させていくと、やがて勝手が分かった客が料理を作り始めたりする。