4 ポジティブな記憶は、長い時間をかけて初めて得られる。
問題6 この文章で筆者が言いたいぉとはどれか
1 数学は、時間がかかっても数多く問題を解くことにより、興味がわいてくる。
2 数学は、簡単な問題から解き始めることにより、楽しくなり興味がわいてくる。
3 数学は、時間がかかっても自分の力で問題を解くことにより、興味がわいてくる。
4 数学は、解答を見て解き方を納得することにより、理解が深まり興味がわいてくる。
問題Ⅱ 次の(1)から(4)の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適当なものを1・2・3・4から一つ選びなさい。
(1) お母さんは赤ん坊に、生まれた日からしゃべりかける。もちろん、赤ん坊は何も理解しているはずはない。しばらくして、目の焦点が合わせられるようになると、赤ん坊がそれを真似るといわれている。
この能力はそう簡単なものとは思えない。赤ん坊は目でお母さんの顔を見て、それを自分の顔の形を変える筋肉の活動に訳さなければならない。大人なら鏡を見て自分の顔がどう変わるかわかるが、生まれて数ヶ月の赤ん坊にそんなことはできない。
クールの最近の研究によると、赤ん坊はお母さんの口の形」を見ただけで、それがどの声に対応するかを知っている。クールは次のような実験で、これを証明した。
まず、スピーカーから「ア」という音を出す。そして、二つのテレビの画面のうち、一つにはお母さんが「ア」というときの顔を見せ、もう一つの画面には「イ」の声を出している顔を映す。そして、隠しカメラで赤ん坊の目や頭が、どちらを向いているか記録してみると、赤ん坊は「ア」といっている顔の方に目や頭を向けることがわかる。
人間の社会では声と顔の表情が大切な信号だから、赤ん坊が声と顔の関係を早く習う能力を持って、生まれてくるのであろう。( ③ )、口の形と声との関連性は、赤ん坊の頃から頭に焼き付けられる。
(小西正一『小鳥はなぜ歌うのか』による)
(注1) とがらす:鋭く細くする
(注2) クール:研究者の名前
(注3) どの声に対応するか:どの声を表すか
(注4) 頭に焼き付ける:しっかりと記憶する
問1「この能力はそう簡単なものとは思えない」とあるが、それはなぜか。
1 母親のしゃべりかけるときの表情の意味を理解するのは難しいから
2 母親をみて自分がどちらを向くかすぐにきめなければならないから
3 母親を見て自分の顔の筋肉を同じように動かす必要があるから
4 母親のしゃべりかける内容の意味を理解するのは難しいから
問2「クールの最近の研究」の結果から考えると、母親の「イ」という声を赤ん坊に聞かせた場合、赤ん坊はどうすると思われるか。
1 「イ」というときの母親の顔の画面を見る。
2 「あ」というときの母親の顔の画面を見る。
3 本物の母親がどこにいるか、さがす。
4 母親の声のした方をふりかえる。
問3 ( ③ )に入る最も適当な言葉はどれか。
1 しかし 2 しかも 3 といっても 4 このように
問4 この文章の内容と合っているものはどれか。