問題Ⅰ 次の文の下線をつけて言葉は、どのように読みますか。その読み方をそれぞれの1・2・3・4から一つ選びなさい。
問1 寮の廊下は足の踏み場もないほどちらかっていて、火災でもあれば非常に危ない。
(1) 寮 1 くら 2 やど 3 じゅく 4 りょう
(2) 廊下 1 ちか 2 ちげ 3 ろうか 4 ろうげ
(3) 踏み場 1 こみば 2 ふみば 3 あゆみば 4 はさみば
(4) 火災 1 かさい 2 かじ 3 かえん 4 かか
問2 隣の犬が花壇に入ってくるので、頑丈な垣根を作ることにした。
(1) 隣 1 うら 2 そば 3 あたり 4 となり
(2) 花壇 1 かたん 2 かだん 3 はなたん 4 はなだん
(3) 頑丈 1 がんこ 2 けんこ 3 がんじょう 4 けんじょう
(4) 垣根 1 かいね 2 かきね 3 かこね 4 かんね
問3 怪獣が人を襲うというのは架空の話だ。
(1) 怪獣 1 やけん 2 やじゅう 3 かいぶつ 4 かいじゅう
(2) 襲う 1 うばう 2 おそう 3 くらう 4 さらう
(3) 架空 1 かくう 2 かこう 3 きょくう 4 きょこう
問4 全力を尽くして 自己の記録に挑むことに意義がある。
(1) 尽くして 1 かくして 2 たくして 3 膜筏啤 ? なくして
(2) 自己 1 じき 2 じぎ 3 じこ 4 じご
(3) 挑む 1 いどむ 2 つかむ 3 はげむ 4 はばむ
(4) 意義 1 いい 2 いぎ 3 いじ 4 いみ
問題Ⅱ 次の文の下線をつけた言葉は、ひらがなでどう書きますか。同じひらがなで書く言葉を、1・2・3・4から一つ選びなさい。
(1) 悲しい知らせを聞いて動揺した。
1 同様 2 同僚 3 道場 4 道徳
(2) この絵の背景はかきなおしたほうがいい。
1 世紀 2 生計 3 廃棄 4 拝啓
(3) そんな行為は許されない。
1 交易 2 好意 3 驚異 4 合意
(4) 学生たちが街道で募金をしていた。
1 回答 2 沸騰 3 該当 4 奮闘
(5) 白い旗は降伏のしるしだ。
1 光沢 2 拘束 3 後悔 4 幸福
問題Ⅲ 次の文の下線をつけた言葉は、どのような漢字を書きますか。その漢字をそれぞれの1・2・3・4から一つ選びなさい。
問1 兄は何でもじまんばかりするので、ぼくは「そんなにいばるな」といつもふんがいしている。
(1) じまん 1 自慢 2 自漫 3 自曼 4 自鰻
(2) ぼく 1 朴 2 訃 3 僕 4 撲
(3) いばる 1 言張る 2 威張る 3 異張る 4 偉張る
(4) ふんがい 1 憤害 2 憤慨 3 噴害 4 噴慨
問2 その人はふんいきもはなやかで、ひとがらもみりょく的だ。
(1) ふんいき 1 風囲気 2 風意気 3 雰囲気 4 雰意気
(2) はなやか 1 桜やか 2 華やか 3 雅やか 4 優やか
(3) ひとがら 1 人体 2 人柄 3 人陰 4 人殻
(4) みりょく 1 塊力 2 魂力 3 醜力 4 魅力
問3 祖父はかんれきを迎えていんきょし、いなかでしっそに暮らし始めた。
(1) かんれき 1 完暦 2 完齢 3 還暦 4 還齢
(2) いんきょ 1 隠居 2 隠据 3 穏居 4 穏据
(3) いなか 1 田舎 2 田郷 3 稲舎 4 稲郷
(4) しっそ 1 質阻 2 質粗 3 質組 4 質素
問4 もうれつな暑さで何をするのもわずらわしい。はだかになって川に飛び込みたいほどだ。
(1) もうれつ 1 猛烈 2 猛列 3 孟烈 4 孟列
(2) わずらわしい 1 焦わしい 2 飽わしい 3 煩わしい 4 嫌わしい
(3) はだか 1 肌 2 肝 3 被 4 裸
問題Ⅳ 次の文の下線をつけた言葉の二重線( )の部分は、どのような漢字を書きますか。同じ漢字を使うものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
(1) きんちょうして、胃が痛くなった。
1 田中先生の「経済学入門」をちょうこうしている。
2 その記事はこちょうされている。
3 銀行のつうちょうをなくしてしまった。
4 あの人はきょうちょう性がない。
(2) 自分のきょうぐうに満足している。
1 ドイツはフランスとこっきょうを接している。
2 今年はきょうさくで、収穫がほとんどなかった。
3 機械化により、豊かな生活をきょうじゅできるようになった。
4 犯人からきょうはくされた。
(3) 他人をちゅうしょうしてはいけない。
1 子どものがっしょうを聞きに行った。
2 しゃしょうに切符を見せた。
3 交通事故でふしょうした人を病院に運んだ。
4 借りた自転車を壊してしまったので、べんしょうした。
(4) 政府にこうぎしてデモを行った。
1 親にはこうこうしなくてはいけない。
2 あの人はこうげき的だ。
3 運転免許証をこうふしてもらった。
4 この子は最近親にはんこうするようになった。
(5) 彼は女性にへんけんを持っている。
1 大臣にかいけんする機会を得た。
2 生徒たちはしんけんに先生の話を聞いている。
3 けんびきょうで植物の細胞を見る。
4 物価が高いので、けんやくしている。
問題Ⅴ 次の文の の部分に入れるのに最も適当なものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
(1) 引越しの費用を業者に もらった。
1 見計らって 2 見積もって 3 見込んで 4 見通して
(2) この博物館には、船の が展示している。
1 模型 2 模索 3 模範 4 模倣
(3) 田中さんはくじが当たって海外旅行に行けることになったのに、「飛行機がこわい」と
した。
1 辞退 2 謝絶 3 否定 4 避難
(4) 妻は、 いやそうに「よっぱらい!」と言った。
1 いかに 2 さも 3 どうにか 4 もっぱら
(5) 祖父は自分は「安全運転だ」と するが、私は心配だ。
1 信任 2 信頼 3 断言 4 予言
(6) この会場は400人 できる。
1 許容 2 収容 3 収集 4 占領
(7) 好き嫌いの問題を で説得しようとしても難しい。
1 異論 2 合理 3 無論 4 論理
(8) きのうのパーティーでは、山田夫婦が大声でけんかをして 。
1 はかなかった 2 みぐるしかった
3 みすぼらしかった 4 むさくるしかった
(9) このファイルに入っている は絶対秘密だ。
1 オンライン 2 チャンネル 3 データ 4 マスコミ
(10) この企画の成功は大野さんの働きに ところが大きい。
1 負う 2 おどす 3 借りる 4 おかす
(11) もともと体には、けがや病気と闘う力が いる。
1 すえつけて 2 すえて 3 備えつけて 4 備わって
(12) 私は経験を通して人間性についての理解が と思う。
1 強まった 2 広まった 3 深まった 4 早まった
(13) けがが回復して のことが自分でできるようになった。
1 身の回り 2 身の上 3 身近 4 身分
(14) 警察がスピード違反の をしている。
1 取り締まり 2 取り扱い 3 取り引き 4 引き取り
(15) 写真を上手に撮るには、ちょっとした がある。
1 うで 2 かん 3 こつ 4 のう
問題Ⅵ 次の(1)から(5)の の言葉の意味が、それぞれのはじめの文と最も近い意味で使われている文を、1・2・3・4から一つ選びなさい。
(1) ふかい……一見単純な昔話にふかい意味があるという。
1 世界でいちばんふかい湖はどこか。
2 昔、この山のふもとにはふかい森があった。
3 この人の絵は色づかいに特徴がある。とくに、このふかい青が独特だ。
4 別にふかい考えがあって言ったことではないので、気にしないでください。
(2) むこう……明日の試合のために、むこうにあわせてこちらの作戦をたてる。
1 むこうから人がやってきた。
2 交渉では、結局むこうの出張が通った。
3 このホテルはむこう3ヵ月は予約がいっぱいだそうだ。
4 川のこちらには工場、むこうにはテニスコートがある。
(3) サービス……この店の定食にはコーヒーがサービスでつく。
1 サービス業は第3次産業だ。
2 この旅館はサービスがいい。従業員も親切だ。
3 写真を現像するとアルバムが1冊サービスになる。
4 休みの日は家庭サービスにつとめている。
(4) かなう……小池さんのやり方は礼儀にかなっているが、すこし冷たい。
1 長い間の願いがかなって、自分の店が持てた。
2 弟は小学生だが碁が強い。うちではだれもかなう物がいない。
3 こう暑くてはかなわない。せめて風があれば少しは涼しいのだが。
4 試験の目的を考えて、目的にかなった問題を作らなければいけないだろう。
(5) いためる……どうしたら家族みんなが喜ぶ休みになるか、頭をいためている。
1 弟はいためた野菜が好きだ。
2 親の仲が悪いと、子どもは小さな胸をいためる。
3 準備運動をしないでテニスをして、ひじをいためてしまった。
4 乱暴に扱うと、機械をいためるおそれがある。
問題Ⅶ 次の(1)から(5)の言葉の使い方として最も適当なものを、それぞれの1・2・3・4から一つ選びなさい。
(1) あざやか
1 あざやかな畳のいいにおいがする。
2 病気があざやかに治ってうれしい。
3 取ったばかりの野菜は、あざやかでとてもおいしい。
4 あざやかな色が好きだ。地味な色、暗い色は好きではない。
(2) よほど
1 寝坊して会によほど遅刻した。
2 電気がなかったころの暮らしはよほど想像できない。
3 この店のお菓子はよほどおいしいからすぐ売り切れてしまう。
4 この画家の場合、新しい作品より若いときの作品のほうがよほどおもしろい。
(3) ぺこぺこ
1 面接試験のときは心配で頭がぺこぺこになってしまった。
2 夜遅く一人で帰るときは、こわくてぺこぺこしている。
3 電車は遅れたので、駅員がぺこぺこあやまっている。
4 たくさん買い物をしたので、いくらかかるかと思ってぺこぺこした。
(4) 仮に
1 仮に勉強したら、成績が上がった。
2 仮に努力をすれば、成功するかもしれない。
3 仮に自分が病気になったことを一度は考えるべきだ。
4 仮に1ドルを120円として費用を計算してみよう。
(5) ショック
1 古いショックがまだきいている。
2 大きな事件を体験したショックから立ち直れない。
3 留守の間に泥棒が入ったことを知ったときはショックした。
4 近くに雷が落ちたため、エレベーターがショック中で動かない。
問題Ⅰ 次の(1)から(3)の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適当なものを1・2・3・4から一つ選びなさい。
(1) 情報化社会となると、すべての仕事が机の上でできるようになって、3K(キツイ・キタナイ・キケン)の仕事がなくなるような幻想がふりまかれていますが、それは間違いです。確かに、毎日会社や学校に行かなくても仕事や学習ができる部分はあるでしょう。しかし、パソコンを作る人、それを運ぶ人、運ぶ道路(トラック)や鉄道(貨車)を作り整備する人、その資材を作る人、その原料を掘り出す人・・・・・・と、パソコン一つをとっても多数の人々の労働の結晶なのです。その労働自身は、決してなくなることはありません。私たちの生活の中で必要とする、食べ物も住宅も着物も電気も、あらゆるものに労働が必要なのも確かです。情報革命は、通信の手段の革命であって、生活や労働を変える革命ではないことを、しっかりと押えておく必要があると思います。
【問い】 筆者は「情報化社会」をどのような社会と考えているか。
1 情報革命と同時に生活や労働が大きく変わる社会
2 通信手段は便利でも多くの人の労働が必要な社会
3 仕事や学習のために会社や学校が必要でなくなる社会
4 通信手段が発達し、危険で汚い仕事がなくなった社会
(2) 図があるので、省略
(3) 先生にはもともと年長者などの意味もあるが、今は一般的に教師を指す語。その教師にしても、生徒や学生から「先生」と呼ばれるのは、その職業名と一致するからかまわない。しかし、あとはゴムすり用であり、怒らせないためのおだて用である。
私も教師の端くれだが、学生以外から「先生」と呼ばれるのはいやだ。マスコミ関係者から取材を受けるとき「先生」と呼ばれると、「私はあなたに何も教えたことがないから、先生と呼ばないで」と頼む。ところがそれでは納得しない人がいる。「だって、そう呼ばないと機嫌の悪い大学の先生がいるんです。ある男性の教授を○○さんと呼んだら、失敬だって怒り出したんですよ」と。
問1 「いやだ」とあるが、なぜいやなのか。
1 自分は教師ではないから。
2 年長者だと思われるから。
3 自分は教師の端くれだから。
4 おだてられているようだから。
問2 「それでは納得しない人」とあるが、どの人か。
1 マスコミ関係者 2 男性の教授 3 同僚の教師 4 学生
問題Ⅱ 次の(1)から(4)の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして最も適当なものを1・2・3・4から一つ選びなさい。
(1) 子どもが自室に閉じこもるのは親から独立した自分だけの精神的世界を持ちはじめたことの現われだろうから、悪いとばかりは言えない。子供だって、自分が親に完全管理されることをいつか嫌うようになるもので、もしそうならないとすれば、また別の心配が生じるだろう。しかし、そうは言っても、これは程度問題で、子供が学校から帰ってから寝るまで、食事の時を除いてずうっと自分の部屋にいる、というのでは、家族間のコミュニケーションも希薄になる。だから、子供がある年齢に達して自室に閉じこもりがちになることを、一つの成長過程として認めるにしても、建築的にそれを助長するような空間の作り方は避けるべきだろう。
そういう考え方にしたがうと、子供部屋は、あんまり居心地が良くない方がよいのではないか。居心地が良くない、というと語弊があるが、少なくても良すぎない方がいい。も